それでも伝えたいし解りたいの

帰る直前直後の日記を読み返してたら、なんだかあまりに暗くて自分で滅入ってしまった。(笑)

あの頃は、自分だけの為に呟いていたから
ほんとに吐露してるだけだった。
彼にあのまま伝えるつもりは決してなくて。
むしろちゃんと伝えたい、って思ってたから
私の抱えてるこの混乱を、周りの情況やその葛藤とかを
どう言えばいいのか、うまく説明する方法はないかって日々考えを巡らせていたのだけど(笑)

・・・まだ、どう言っていいかわからなかった。
自分でも、自分がどうしたいのかわかってなかった。

昨日の騒ぎ（？笑）の関連で、サイトをちょこっと調べているときに
コンテンツの中に「彼との関係」ってあったので
やっぱり興味引かれて覗いてしまった。(笑)

そしたら、そこの作者さんの気持ちの推移を順に丁寧に書いてあって

その中にあ、これこれ！って嬉しくなってしまったことがあったから
抜き出してみようと思うvv
　
　
　
　　　◇　彼に伝えなければ決して伝わらない　◇
　
　
どんなに気心しれた間柄でも、お互いの想いや考えを伝えなければ、相手に伝わらない。
言葉にしなくても、お互いの気持ちを察してあげよう。なんて無理な話。
言葉にしなければ、すれ違いや誤解が生じてくるものです。
人は日々、何かを感じ、物の見方や考えが変わっていきます。その少しの変化を相手に伝えずにいると、いつかとても深い溝がお互いの間にできてしまいます。
言葉ですべてを伝える事は不可能です。
例えば自分の見たものを、相手に言葉で伝え、それを絵に描いてもらっても、自分が見たものとは全く違う絵になります。
言葉で伝えても正しく伝わらないのに、もし何も伝えなかったら、相手には何も伝わらないどころか、勝手に想像して作り出してしまい、誤解が生じてくるのです。
小さなことでもいい。矛盾した気持ちもそのまんまでいい。彼に伝えてみましょう。

(c) Yuri Hanazono
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Cosmos/6821/
　
　
　
て。
だから私はあの時の、どうしていいかわからない、迷子のような気持ちを
伝えることができたらいいな、と思う。
兄ちゃのことで知らないこともいっぱいあった。
わかってないことも。
見えないままで考えても判断狂っちゃうのに
でも、見えないままぐるぐるしてた。

あなたが知らないこともたくさんあったね。
私が伝えてないこともある。
私が、この場所に対してもってる想いとか築いてきたものとか暮らしやすさ、息のしやすさへの親しみだとか
そゆのも、まだ伝えてない。
聞いて欲しいと思ってるし、伝えたいと思ってるのだけど、
あまりにたくさんたくさんあって、とても一言で言えなくって、

なんていうか、肌で感じるものもあるの。
きっと言葉尽くしても語りきれないものとか。
この国の陽の光の弱さや　冬の湿り気や　だからこその夏の歓喜や　社会主義とかノブレスさとか欧州というものとか…
そゆのの存在を思うと、いつもとても伝えきれないって、言う前に竦んじゃうんだ。(苦笑)


だけど、たくさん話せるといいな。
いつも話し方拙いけど、ばっさり斬られちゃうけど(笑)、
でも、聞いて欲しいな。
話せるといいな。
伝えられるといいな・・・(＾-＾)

..：*.。:・゜’:.э*∵・゜’..。*゜’∵υ:。∴
　
　　
もうひとつ、
さっきのサイトさんの中で、私を立ち止まらせた箇所があった。
　
　
　
　　　◇　例えば　◇
　
あなたの周りに左利きの人がいますか？
その人が左利きってことくらい百も承知でも、いちいちその人の気持ちなんて考えて行動しないですよね。
例えばハサミを貸す時に「これは右利き専用だからダメだなぁ」とか「これは両利きだからOK」とか思わないでしょう。
人はいちいち人の細部にまで目を張り巡らして、気を使うことは不可能です。
「オレは左利きだから、右利き専用のハサミは使えないんだ」って言われて初めて気付くものです。
もし左利きの人が「俺が左利きって知ってるくせに、右利き専用のハサミ貸すなんてアイツは無神経だなぁ」なんて心の中で思ってても、誰も気付きません。 (ibid.)

　
　
　
　
これを読んでいちばんに思ったこと。
　
ごめん。だから私は左利きの人の気持ちもわかるようになりたい。
　
だった。
　
人はいちいち人の細部にまで目を張り巡らして、気を使うことは不可能です。
　
　
ううん。言い切らないでっ(>ω<)
言い切っちゃう気持ちもわかるし、ある程度真実だとは思うし、
人の能力には限りがあって、そうやって諦めることは確かに智慧で、
不可能は不可能で変わらないかもしれないけど。

でも、私は、そう思うからこそ、私だけは左利きの人に気付いてあげようと思ってるんだ。

世の中の人、みんなが”誰も私の気持ちなんてわかってくれない”といじけてて
”本当に私のこと気遣ってくれる、愛してくれる人なんていないんだ”って拗ねてて
”どうせこの世の中なんて””人はみな自分中心さ”って意固地になってて

・・・そうだけど！！
そうだから、だからこそ、私も意固地になっちゃってたから、私も寂しかったからこそ

　じゃぁ、私だけはそれに気付いてあげる人になろう
　誰もが愛してくれないと思うなら、私だけは愛する人になろう

と思った。10年とちょっと前のあの日。

左利きの人が”どうせ””またか””言ってもわからないし”と警戒し縮こまってるのを察知して
「はい、左利きのはさみ♪」って手渡してあげたいと強く思ってる。


・・・んだから、好奇心強いんです。(笑)
どこにでも顔突っ込んで話聞きたがるんです。
いろんな人の、私の知らない、想像もつかない想いや世界を聞かせてくれるのを待ってるんです。
だって、その通り、知らないことは私には想像もつかないし、伝えてくれないと知ることもできないから。

私は、私以外の人のストーリィを聞くのが好きです。
ゲイの人、イスラム教の人、ユダヤ教の人、コミュニスト国の人、
台湾やキプロスの国連未認知国の人、徴兵義務のある国の人、
自由の国の人、戦犯国の人、POWだった人、病気や怪我や患ったことのある人、
むつかしいこと言わなくても、もっともっと単純に、違う世代の人、違う家庭の人だっていい。(笑)

そうして、できるだけ私のポケットを膨らませたい。
左利きの人に、必要な時に左利きのはさみを手渡してあげられるように、
まず左利きの人がいるってこと、知っておきたいって思ってる。
私にも能力の限界と許容量があるし、私自身も心弱いし非力だし
そう理想通りにはもちろんいかなくて
逆に私が沈んだり、へたったり、そして人から慰められてなんとか立ってる存在で、
結局は「不可能です」って言う人の勝利かもしれないけど。
　
いいの。
それでもやろうとしてみることが大事だと思ってる。
世界の全てになんて、やっぱりとても手が届かないけれど
私ひとりがどう思おうと、世界は変わらないし、甲斐などないかもしれないけど
　
それでも、せめて同じ時に生まれて、偶然触れ合って関わりができて
・・・私の周りにいる人達には
はさみを運んであげれたら、と理想を吐いている。
　
　


さらにもう一段、理想。
　
　　自分を愛してくれる人を愛したとて、どれほどの手柄になろう。
　　そんなことは盗人でもできるではないか。［Matthew §5：45←たぶん・ぇ］

　
　
たんに、私は愛されたいから愛したいのかも、ね。
　そしてそれでもいいと思ってるけど。ふふv


　
　
　
　　　　　あなたの光になりたい。