痛みの記憶

　
あんなことをぶつけるのも
マナー違反じゃないかなとやっぱり思った
　
　
辛かった辛かったと訴えられるだけでもあんま気持ちいいもんじゃないと思うし
　
　
どんなに辛かろうと
　
　
自分に置き換えてみると
　
自分が昔，他の人を見ていたが為に
おれは辛い思いをした　片思いが苦しかった
と切々と訴えられても
　
ごめん　ともなんとも言いようがない
　
　
口がうまければもうちょっとなんか言ってあげられて
- ごめん　辛い思いをさせて　とか
- 早く気付いてあげられればよかった　とか
　
気が済むまで甘い言葉浴びせて　つきあってあげたりして
そしたら　もう二度とこの話をしないで済むようになるかもしれない。
　
そうでなくても
ハンカチくらい貸してくれてもいいんじゃないか、とも ちらと思ったりはするけれど(笑)
　
　
　
　
　
古歌の時代はよかったのかなぁ
想い人を焦がれて辛い想いしてるのを　
アナタのせいよ、恨みにおもいます
とかいって相手に言えちゃって。(笑)
　
でもあなたのこと恋慕ってつらいから、なんとかして　って言いたくなる心理は
どしても　ちょろっと起こってしまうもんだと思う。
　
相手にしてみれば　”言いがかり”に近いもんなんだと思うけど
なんだろね、これ・・・（笑）
　
　
だからって　’あなたのせいだからなんとかしてよ’、というのは
どう考えても間違ってる気が　するから。
　
　
やっぱり失敗したなぁて
決してそんな風に思ってたわけじゃないし
いちお言い分けすると　何も考えずに感情のままぶつけたわけじゃないけど
・・判断間違うこともあるんだ。
　
もしくは　同じこと言うのでも
もっとかわいい言い方があるんだと思う・・
　
　
ごめんね。
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　

どうして　未だ新鮮にえぐられる傷と
もう、かすかな胸の疼き程度になれてしまった傷とがあるんだろう
　
単純な時間の経過
自己消化や解釈如何で
昇華できたもの
癒えてしまったものもあって。
　
よくわからないけれど
　

　
同じ失ってしまった記憶でも
当時はあんなに立ちあがるのに苦労した痛みも
ハハに去られたことでさえ　もう蝕まないのに
　　
なぜ　いつまでも
　
　

　
現在の恋だからかな
　
あなたに関すること　だから・・・かなぁ