彼に何が悪かったのか指摘されて 言われたことを吸収しようと咀嚼してたとき
昔どこかでみた会話スタイルの違いについてのサイトを思い出した。
 
【言いたいことが伝わらないわけ】
http://web.archive.org/web/20020209175535/http://www01.u-page.so-net.ne.jp/ta2/kazt/myhome/lecture2-intro.htm (アーカイブですが。)
 
もの言うときに、直接的にはっきり言うタイプと間接的に言いたいことを言葉の中にほのめかすタイプとある、と説明してるとこで
私たちの意思疎通の効率の悪さも、こういうところにも原因あるんじゃないだろうか、と思い当たったのだ。
 
 
 

 
サイトにある、ステファニーのエピソード。
 
ステファニーの家には、いつも義母が犬を連れて遊びにきてたが
義母の犬はイマイチ躾られていないので彼女としてはちょっと迷惑してる。
 
そこで、義母になんとか犬を連れてこないようにとお願いしようと思ったのだけど
相手は「姑」。やはり無礼に言うことはできない。
そこで、ステファニーは義母にこんな風に言った。
 
「お義母さん、犬は連れて来ない方がいいんじゃないかしら。
いつも、うちに来ると怖がって吠えてばっかりだし、ずっとつないでおかなくちゃいけないし。
お義母さんのワンちゃんがかわいそう」
 
でも、義母は
 
「あら、心配してくれてありがとう。
でも、うちの犬も楽しそうにしてるから、大丈夫よ。」
 
直接タイプの義母には通じなかったようだ。
 
 

 
 
私の言う言葉が 意図しない方向に解釈されていくのは
こういうことなのかな、と思ったので復習してみました。
 
「直接」タイプの人は、相手の言葉も「直接」言われているものだと解釈し、言葉以上のものはない、と受け取るし、
「ほのめかし」タイプの人は、相手も「ほのめかして」言っているものとして解釈してしまう。
ので問題が起こりやすいんじゃないかって。
 
 
 
私・・私は相手の言った言葉をそれ以上の意味を含ませてない、と取る方だと思っていたけど
言語分野が合う人とはものすごい高次な会話術を展開してるらしい。。
痛快な風刺やメタファーは大好きだ。(笑)
けれど、相手が嫌味や含みを持たせてる、とは勘ぐらないようにしてると思う。
(嫌味や当てこすりってすぐそれとわかると思うのだ。直接派間接派関係なしに。だからそれ以外は勘ぐらなくて正解だと思ってる。)
上の例でいうと、直接派の人にズバズバ言われてもあまり気分を害さない、と思う。(むしろ称賛するやも)
 
一方で、自分が何か言うときは、おそろしく臆病で遠まわしな言い方をしてる。のを認めざるを得なくて。
それは 失礼をしないように、丁寧でありたい、と思う心であると同時に
自分を守りながら相手を窺がっている弱虫な手段でもあったりするんだ。
 
 

 
さっきの話の続き。
 
そこで仕方なく、ステファニーは
「実は、連れてきてほしくないんです」
と、直接ハッキリ言うハメになってしまった。
義母自身はそれを聞いても別に怒りはしなかったが、怒ったのはステファニーの方だった。
 
「もぅ〜、どうしてわたしがいつも、お義母さんのせいでこんなことをハッキリ言わなきゃならないの!?」
 
・・・と、その晩ステファニーは、夫のロバートにグチった(?)のでした。
 
 

 
 
『ステファニーはできるだけ「丁寧」に、相手の気分を害さないようにと精一杯の努力をして言ったのに、
結局言いたいことが相手に伝わらず、直接ハッキリ言うことになってしまった。
ホントは、こんなに「無礼」になるつもりなんてなかったのに・・・。』
 
そうなんだ、無礼なんじゃないかと避けてしまうんだ。
 
間接派についてこんな解説もされてる。 
 
『ほのめかし派の人は、相手に対して丁寧でありたいと思うために、
間接的な・遠回しなほのめかしを使う傾向にあるのですが、
逆に見れば、自分の気持ちをハッキリとは言わないため 相手に自分の真意が伝わらない・・・
あるいは、自分の気持ちを正直に言わない、そういう面も抱き合わせているわけです。』
 
 
 
 
私も”歯切れが悪い”と今までさんざ言われてて(笑)
兄さまにも何度か 何が言いたいんだ はっきり言え、と詰め寄られたりするんだけど
そうすると逆に私がパニックになってしまうんだ。
何かを隠して物を言ってるわけではなくて、自分の思ったとおりに言ってるのだから
どうして伝わらないのかわからないし、これ以上何を言えばいいのか見当がつかない。
「犬を連れてこないで」という感情が自分から出てこない。
遠まわしで婉曲な表現を普段からしてると
核心をつくことが逆にできなくなってしまってるんだよ。苦笑
 
自分のココロさえ見つけられなくなってるのか。。。
 
 
 
でも彼に信じてほしかったのは
私がいつも遠まわしな言い方するのは 何かを含めて、嫌味や皮肉で攻撃しようとする
そんな意地悪な心からではなくて
ほんとうにただ単純に無意識の習慣からなんだってことだけれど
ただの友達同士なら気にならない会話でも
恋人同士ではお互いに与え受け取る関係にあるだけに、そうは取れない と取られてしまういうのもすごく解かってしまった。
 
いったいどうして一番大事な人を責めたり攻撃したりできるだろう?
愛情を相手から奪い取って自分の糧にするような そんな虚しい関係じゃなくて
自発的な思いやりで相手の気持ちが枯れないように水遣りに気を配っていたいって
そういうのが理想で。
私の気持ちはいつもそうなんだけれど
 
”そんな奪い合うような闘争関係はやだ”、と言うのはキレイゴトなのかなー
男と女で利害が対立してしまうのは自然の姿らしいから
私の言い方ではどうしても端々にそういう性質が出てしまうのをよく気をつけていようって思った。
 
 
 
私をそのまま受けとめようとしてくれている兄さまに
”もし私が〜〜言ったらああだから…〜〜するより〜〜の方が”と考えすぎたり 躊躇したりするのは
返って水臭いのかもしれないな。
無礼にして嫌われなくない、けど察して、という邪な思惑が入っていてるんだから、いやらしいんだし
私は一度でもきちんと人に届くよう、己を裸にして求めたことがあったのか、と思うと
臆病な自分の姿ばかり思い出す。 
 
  
「ただ素直でいてくれたら」
 
 
そんな風に言ってもらえるというのは とてもとても恵まれてるんじゃないかと思った。
 
 
自分から心を開いて求める って勇気を持てるようになろう。
 
 
 
 
 
今回いっぱいぶつかって
いろいろまた見えたし解ったから
また乗り越えやすくなったと思う。
何かひとつ、山を越えた気がするんだ。
 
だいじょぶ、何かが壊れたり失われたりしたわけじゃないよ
新しく生まれたよ
きっときっとこれからもっとよくなってくよ。
 
どうぞ よろしくね・・v
 

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